エディルネ Edirne

トルコのヨーロッパ側(東トラキア)にあり、ギリシャとブルガリアの国境に面している。トルコの伝統的スポーツ、オイル・レスリング(ヤール・ギュレシ)の大会会場がある。

*トラキア=バルカン半島東部の歴史的地域名。


踊りについて

全般

地理的な状況により、音楽や踊り、衣装にバルカン半島の文化やジプシーの影響が多様なリズムやステップなどにみられる。ステップはゆっくりしたリズムからスタートし、徐々にスピードが上がっていく。「ホラ Hola」と「カルシュラマ Karşılama」が行われる地域として知られている。一般的には男女が一緒に踊る事は珍しいが、トラキアの踊りは男女のペアで踊られる事が多い。

踊りの名前のほとんどがトルコの神話や伝説のヒーローからとられている。

「ホラ Hola」はクルックラーレリ、エディルネ、テキルダー地方で見られるトラキアの踊りの一つである。BarやHalayに似て、手をつないで、又は腕をくんで一列になり踊るものである。

カルシュラマ Karşılama」はコジャエリ、サカリヤ、チャナッカレ、ブルサ、ビレジックとボル地方で見られ、マルマラ地方にも広がっている踊りで、男女がペアになり、向かい合って同じ動作をする。いくつかのカルシュラマでは全ての踊り手が手にメンディル(ハンカチ)を持って踊る。

楽器

Meydan(広場など)で踊る際にはダヴルDavul、ズルナZurnaが伴奏となる。屋内やサロンで踊る際にはサズMeydan Sazが使われ、タンバリンTefやダルブッカDarbuka(太鼓の一種)、ジッリ・マシャZilli Maşa(シンバルの付いた楽器)などがリズムを取るために加わる。

カルシュラマでは、ダヴルとズルナよりもサズがよく使われる。

踊り

エディルネとトラキアで踊られている踊りのいくつかは以下の通り。

Kabadayı/ Mendil/ Sülümanaga/ Kasap/ Eski kasap/ Balkan gaydası/ Pomak gaydası/ Zigoş/ Fatoş/ Arzuyla kamber/ Sirto/ Selanik/ Kazibem

衣装について

男性

頭部

昔はフェルトで出来たコーン型のフェズ帽をかぶり、クーフィーヤKefye(ショール)をつけていたが、今は何もつけない。

上半身

襟の無いシャツを着、袖の無い「猟師のベストAvcı Yeleği」を着る。

上着としてジャケット型の毛織物Abaを着る事もある。Abaの代わりにCepken(ジャケットの一種)やKoplan(丈の短いジャケット)でも良い。

赤いサッシュかトリポリ・サッシュ(Trablus Kuşağı)をしめる。

下半身

Potur(膝丈の革製半ズボン)かÇakşır(ウェストで絞ってあるズロースの一種)を着る。

白いウールの靴下を履き、茶色又は黒のYemeni(軽い靴)をはく。

女性

頭部

スカーフを巻く。

上半身

袖のあるガーゼのシャツを着る。

ベストをつける。

エプロンをつける。

下半身

Şalvarをはく。特別な日にはBindallı(銀糸刺繍のある紫のベルベット地)のものを使う。

模様のある白い靴下を履き、黒くヒールの低い革靴を履く。



Last Modified: 2006/06/21